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Gute Reise !

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2006年 12月 12日

宿主走 【 しわす 】

宿主走 【 しわす 】_f0090019_22412326.jpg今年も薪集めの季節になりました。季節の巡りは早いです。今年も昨年同様近くの椎茸栽培家が椎茸を育てる為のほだ木を山で伐採、その上下を薪用の原木として分けてくれたものです。今年もその方に軽トラックを拝借、片道10KMを五往復しました。90cmにカットしてくれているとはいえ原木の重いこと・・・先日にはすぐ使える薪として100束軽トラック2台分も先に運んでいたので凄い量です。この季節の年中行事となりました。



清里高原ヒュッテ・グーテライゼ!

# by gutereise | 2006-12-12 10:10 | Hütte Gute Reise !
2006年 12月 07日

続;牧場通りの護り主 

八ケ岳南麓は落葉松、赤松の杜がとても広がっています。どこでも同じ問題を抱えていることと思いますが、戦前戦後国策で資源として植林政策がおこなわれていました。しかし時代と共に外国産材木などに押され間伐、下草刈りなど森の整備、伐採、切り出しなどの国産木材に付きまとうコストが林業を圧迫し続けることになってしまって今に至っているのはご存知の通りです。
八ケ岳南麓も例に漏れず間伐がされていなくひょろひょろと落葉松が密集している杜は哀しい景色です。間伐材の利用も落葉松は長所もあるのですが建築材としては扱い難く活発に消費されません。

我が宿がある牧場通りは護り主達が花を植え草を刈り通りを育てていることは9/20のブログに記しましたが、この時期牧柵の修理作り替えの作業を毎年おこなっています。牧場通りはその名の通り牧場が何軒かありますがひと頃より減少しています。とはいっても牧場通りには牧柵が似合います。なのでこの通り沿いは牧場・牧草地だけでなく住宅、他の商売をやっている方の区画も班の住人達で統一した牧柵を建てています。紅葉の時期も終わると清里は旅人の足も遠のき商売をやっている方々も作業に参加しやすくなり、また、旅人の通行人も減るので牧柵の修理建て替えをおこなっているのです。

続;牧場通りの護り主 _f0090019_2244154.jpg
本日わたくしも微力ながら作業に参加しました。










この牧柵で使用している板は落葉松の間伐材です。山梨県の林務環境部の応援を受けて間伐材の有効活用に少しでも貢献(ホントに少しですが・・・)しているのです。


この清里朝日ケ丘班景観委員会の活動などはこちらをご覧下さい。

この街は素敵ですよ〜

清里高原ヒュッテ・グーテライゼ!

# by gutereise | 2006-12-07 22:04 | 清里の杜より
2006年 12月 04日

牧草の四季

なんて地味なタイトルでしょう・・・
高原の花でも、木の実でもなく牧草。しかも四季の移ろいもとても控えめです。その控えめな牧草にも冬がやってきました、ヒュッテ・グーテライゼ!の向かいの牧草地も。10/22に牛のご馳走を作っている風景をアップしましたが最後のラップ掛けがキャッチできませんでした。


牧草の四季_f0090019_1438178.jpgこの向かいの牧草の刈り取りを委託されていた牧場通りの上で乳牛の牧場を営んでいるK牧場のトラクターがやってきました。牧草を刈り取り、トレーラーを入れ替えてきて牧草のロールが出来上がりました。






牧草の四季_f0090019_1438501.jpgさ!ラッピングが始まるぞとカメラを手もとにおいて待っていたらあらら、ラップせずにトラックに積み込んで持っていってしまいました。









牧草の四季_f0090019_14452279.jpg悔しいので以前北海道の牧草地で牧草のラッピングをおこなっている風景をgetしてあったのでそれをご紹介します。まず、牧草ロールをラッピングトレーラーのローラーの上に置きます。







牧草の四季_f0090019_14453538.jpgロールの上にラップがセットされている逆Uの字型のアームが取り付けられ。そのアームが回転を始めロールをラッピングしていきます。








牧草の四季_f0090019_14455092.jpgラッピングしながらローラーの上に置かれた牧草ロールを回転させていくとロールをまんべんなく包み込むことが出来ます。








牧草の四季_f0090019_14461165.jpgはい、牛のご馳走の出来上がり。しかし彼らはあっという間にお召し上がりになってしまうそうで、酪農家が忙しいはずです。









牧草の四季_f0090019_14593112.jpgそして牛のご馳走をお持ち帰りになった日の晩、この季節にしてはべちゃべちゃの雪が降りました。夜半前に止んだと思っていたのですが、朝起きてみるとロールが無くなった牧草地は白く薄化粧されていました。そこへ天気が回復した朝日が差し込み凍りついた雪化粧がキラキラ輝いているところを発見!薪ストーブに火を入れたところでカメラを持って飛び出しました。




牧草の四季_f0090019_1501138.jpgグーテライゼ!の杜もうっすらと景色が白くなっていました。この雪が降ることを酪農家は分かっていたのですね・・・刈り取ったところに雪が降ればせっかくのご馳走が台なしになったかもしれません。

牛は幸せなのですね、きっと。





こうして牧草が真の冬を連れてきました。冷たい空気の長い長い清里の冬が始まりました。

清里高原ヒュッテ・グーテライゼ!

# by gutereise | 2006-12-04 15:02 | 清里の杜より
2006年 11月 29日

和を探し求めて

ヒュッテ・グーテライゼ!にはもともと和室の客室があるのです。開業時にはどんな和室に改装するかプランが固まっていなかったので(ホントは予算・・)開業半年を迎えていよいよ和室の改装に入ります。どんな部屋になりそうかって? そこはGute Reise !のスピリッツで豪華ではなくとも快適に過ごせる和室を目指します。

 高級な旅館など泊まったことはありませんが、普通の旅館の和室に泊まりどうしても納得がいかない部屋造りを目の当たりにしたことばかりなのでした。そのいくつかについて納得ゆく部屋造りを目指してみようとプランし、開業前の改装でお世話になった株式会社匠家さんにお願いし十二月前半で仕上げる予定です。

 さて納得がいかない最大の原因は照明です。日本の住宅・旅館、特に和室、たいがい照明は天井にあっかる〜い照明がついているだけ、が多いですよね?それが寝室だったら。ベッドでも布団でも寝ていて照明が目の前にあり眠るという大切な営みをじゃまする以外の何ものでもないですよね。さらに旅先ではいつもと違うパートナーと同室の場合、就寝時、夜中トイレに立つ時、いきなりパッ!と目の前でコーコーと明かりがついてしまうことでいつもの眠りのリズムが乱れたことはありませんか?また、天井に取り付けられただけの照明で本を快適に読むことが出来ますか?ヒュッテ・グーテライゼ!の洋室でも照明の改革が課題ですが、和室の全面改装でこれらの課題に挑戦してみたいと思っています。さて、どうなりますか、お楽しみに。

 で、今回その「和」を求め、また、開業半年、結婚一年のお疲れ様の気持ちも含めてパートナーと伊豆へちょい出してきました。そこで選んだ宿は某旅行予約サイトの「お客様の声」で賞を取ったところです。その「声」をみると件数は凄い件数、しかし九月からがらっと対応が変わったかのように、宿側の返信が全くされていないことが少し不安・・う〜ん、あら探しを始めたらキリがないのですが・・参考になると良いなと思っていた部屋の照明はあっかるい蛍光灯が天井にで〜ん!これだけ。残念。しかしここで今度の改装で使えるネタも見つけました。



和を探し求めて_f0090019_2551645.jpg「和」は景色の中にみつけました。この富嶽百景に出てきそうな風景は西伊豆戸田です。このあたりは久しぶりに訪れてみましたが海岸線沿いの道がかなり良くなって走りやすくなっていたり、ダイビングのスポットが多いことからショップが大変多くなったり大分変わっていました。







和を探し求めて_f0090019_2555356.jpgそして冬晴れの締めは夕焼け。本来夕焼けマニアのつもりでしたが最近なかなかいい夕焼けに出会えませんでした。日が落ちるのが早いこの季節、大急ぎで向かったのが日本平。日没が16:45位。えっ?! 16:30に着いたのに売店は全部しまっているし駐車場は閉め始めるし!駐車場から車を追い出しているおじさんに「この先で夕焼け見れる?」と聞いても「あっちも駐車場閉まるよ」と答えになっていない。これじゃ日本国内の旅行をする人が減っても不思議じゃないか・・・と心配してしまいました。



「ヒュッテ・グーテライゼ!は旅人を応援します」、この言葉はいつまでも大切にしますよ!




清里高原ヒュッテ・グーテライゼ!

# by gutereise | 2006-11-29 10:10 | 清里の杜より
2006年 11月 21日

冬将軍に出会う小さな旅

とうとう冬将軍が出陣してきました

先週11/12、八ケ岳連峰長野県側に襲った雪雲が山並みを超え清里高原にも雪を降らせました。そしてこの週末11/18、19に降った雨は八ケ岳最高峰赤岳では雪に・・・山肌を真っ白にしていました。

八ケ岳連峰の北端、松原湖から蓼科へ続く国道の日本最高地点麦草峠、ここの国道299号線は11/27〜来年4/19まで冬季通行止めになります。
そこで本日友人達と秋を名残惜しんで標高2000mを超える所にある日本一高い所の湖、白駒池を訪ねてみました。
途中の山道は勿論紅葉は遥か以前に終演していて完全な冬景色。しかも峠付近は道路に雪が!峠の駐車場に車を置き白駒池へ
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しばらく振りに訪れたのですがこの遊歩道が見事に整備されていました。歩きやすいのですが地面に苔が一面に生えている神秘的な高地森林に砂利を敷いてしまい森を寸断している姿は哀しい姿です。

しかし前日降った雪が森の苔の地面にところどころ残り、初冬の、か弱い木漏れ日がそこに差し、それはそれは素敵な風景で皆でシャッターを切りまくりました。
白駒池は1/3ほど結氷し始めておりただでさえ神秘の湖が誰もいない森でひっそりと冬支度していました。
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湖畔の木々の枝には雪が融け滴となったもののそのまま凍り、それが冬の太陽にキラキラ輝きひと足早いクリスマスイルミネーションのプレゼントでした。
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来週からは冬山登山の旅人だけが訪れる静けさが続きます。
新緑の頃はさぞかし素晴らしい森の姿が想像できます。
来春が楽しみです。



清里高原ヒュッテ・グーテライゼ!


# by gutereise | 2006-11-21 10:10 | Hütte Gute Reise !